ブルーベリーの栽培上の特徴
sponsored link
【低木性で小型(ブッシュ状)】
ブルーベリーの樹は1.5〜3mの高さになる低木性で、株元から数本の強い新梢・発育枝(シュート)が発生し、株状(ブッシュ)の樹冠になります。
このような樹高と樹姿は、植え付けの間隔と整枝、剪定の方法が他の果樹と大きく異なってきます。
【根は繊維根(ひげ根)で浅根性】
ブルーベリーの根は細く繊維根であり、土壌中の分布は浅くて狭い。
そのため、ブルーベリーの根は乾燥に弱く、有機性マルチ(有機物で地表を覆うこと)や灌水(水やり)が必要です。
また、硬い粘土質の土壌では根の生育が極端に劣るので、排水性の良い砂質がかった土壌が適しています。
【土壌pH】
ブルーベリーは代表的な好酸性作物なので、植え穴には土壌pHを下げる酸性無調整のピートモスを大量に入れ、アルカリ性肥料は施さないようにします。
さらに、窒素肥料にはアンモニア態のものを施すようにしましょう。
ブルーベリーのタイプによって生育に最適な土壌pHがことなり、ノーザンハイブッシュではpH4.3〜4.8、ラビットアイはそれより土壌適正が広くpH4.2〜5.3です。
【栽培可能地域】
ブルーベリーはタイプと品種を選択すれば、北海道から沖縄まで日本全国で栽培できます。
日本では一般的に、ノーザンハイブッシュはリンゴ栽培地帯と同じ、ラビットアイやサザンハイブッシュはミカン栽培地域、関東南部以南で栽培できます。
【病害と虫害】
ブルーベリーは病害と虫害が少ないことが特徴です。
樹を健全に生育していれば、無農薬栽培も可能です。
[スポンサードリンク]